スイフトスポーツとは
スイフトスポーツの一番の特徴は、速くなるたびに重くならなかったことかもしれません。
起点は1991年のAF33S、カルタスGT-iです。1.6Lの16バルブで、当時としては十分に過激な、羊の皮をかぶった一台でした。スイフトスポーツを名乗るのは2003年のHT81Sから。1.5Lで115PS、車重1,000kgそこそこという構成で、ラリーの現場から評価が上がっていったのがこの世代です。
2005年のZC31Sで1.6L・125PSへ。2011年のZC32Sは1.6Lのまま136PSに上げつつ、車重を1,050kg前後に抑えました。数字だけ見れば地味ですが、軽さを守ったまま出力を積んだ結果、「ちゃんと速い」と言われるようになったのがこの世代です。
そして2017年のZC33Sで、ついに1.4Lターボへ。140PS・230N·mとトルクが一気に増え、車重は970kgまで落ちました。自然吸気の高回転を惜しむ声はありましたが、歴代で最も軽く、最も速いという結論は動きません。
型式ごとに排気量も過給の有無も変わっていますが、軽さだけは一度も手放していない。それがこのシリーズの背骨です。





